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私は,戸田正直氏の言うpossible rolesを信じて「心理学をやろう」と志した一人である。

私は,戸田正直氏の言うpossible rolesを信じて「心理学をやろう」と志した一人である。
心理学に迷いを感じた時に読んだ“Possible roles of psychology”は,目の覚めるように晴れやかでテンポの良い,それこそ麻薬のような論文だった。
世界の人の知の総体によって,一人一人に最高品質の自己実現が保証される社会を実現しようとしたら,心の科学をその究極まで発展させるしかないのだと予言する心理学者がいるのだ,と信じ込んだ。
この信じ込みが尾を引いて,私は今,人の賢さを最大限引き出すにはどんな認知科学が必要かを問う学習科学をやっているのだろうと思う。
戸田正直 (1992). 『認知科学選書10 感情』, 297, 東京大学出版会. (寄稿).

全員がそれぞれ仮 説を持っていて,対話することによって全員の考えが良くなっていくのだ

デモクラシーというものは,「みんな仲良くしましょうね」とか「いじめてはいけない」という話ではなくて,自分の考えを持っていて,けれどもそれを「私がトップで他の人が考えていることは全部間違いである」というようには思わない,全員がそれぞれ仮説を持っていて,対話することによって全員の考えが良くなっていくのだ,私はあなたと違うからこそ,私とあなたの会話が私たちの考えを良くしていくと分かることなのだと思います。
国立教育政策研究所(2015) 教員養成報告書, 162.

集団の認知プロセスを,根本的に個人でしか有り得ない研究者が本当に研究できるのだろうか?

集団の認知プロセスを,根本的に個人でしか有り得ない研究者が本当に研究できるのだろうか?集団と個人をともに扱える分析の枠組みを作るためにはとんでもない考え方の飛躍が必要なのではないか?近頃ちっとも分析の進まないデータを前にして,そんなSFっぽい疑問に取り付かれている.
三宅なほみ (1994).「「数人」の研究対象 対「ひとりきり」の研究者」. 『認知科学』, 1(2), 2.

こういう強烈な個性は,協調作業の結果なのか,必要条件なのか.

T氏に「あなたが参加するのとしないのとで研究会の質が違いますか?」とうかがったところ,「そりゃあ,あなた,みんな内心ではそう思っているものですよ」との返事が返ってきた.
こういう強烈な個性は,協調作業の結果なのか,必要条件なのか.
三宅なほみ (1994).「「数人」の研究対象 対「ひとりきり」の研究者」. 『認知科学』, 1(2), 2.

結構自律的で押しが強かったりする

「人と一緒が好き」といいながらその実,「人の話しを半分聞きながらでも自分の関心事についてせっせと考えられる」,「批判されてもめげない」など,結構自律的で押しが強かったりする.
-三宅なほみ (1994).「「数人」の研究対象 対「ひとりきり」の研究者」. 『認知科学』, 1(2), 2.

From Michael Baker

This is very sad news; if this could be at all transmitted to those close to Naomi, her family and friends, on behalf of the ijCSCL board, I, with the rest of you express my deepest condolences. I have my personal memories of her too.

As for Naomi’s legacy as a researcher in our field, I remember the excitement with which I read Naomi’s ground-breaking paper on collaboration, as it just came out, in 1986:

Miyake, N., 1986. Constructive Interaction and the Iterative Process of Understanding. Cognitive Science, 10, 151-177.

As far as I know, almost no-one was doing serious work on collaborative processes, within any discipline relating to cognitive science at that time.

It was the paper that got me interested in collaboration and in collaborative learning. So, personally speaking, I see her as one of the founders of our field…

She will be sorely missed.

From Michael Baker

(Posted by webmaster)

From Philip Bell

I  was just sharing some of Naomi’s work in a doctoral committee meeting last week to help solve a specific problem. I will remember Naomi for her brilliant insights and contributions, her disarming warmth in conversation, and her commitment and strength in her professional life. As I reflect on my conversations with her over the years, she was always this wonderful mix of being joyful, thoughtful, and open to new ideas all at the same time. She will be so deeply missed within our community, but her many contributions will be remembered.

My heart goes out to her family, friends, and colleagues at this sad time.

From Philp Bell

(Posted by webmaster)