Dr. Dan Schwartz and …

7/26に,Daniel Schwartz氏をお迎えしての国際シンポジウムが開催されます.
当初は三宅なほみ先生にご登壇頂く予定だったところを,先生が副機構長をつとめられていたCoREFの齊藤萌木さんが代わりにお話くださいます.
多くの皆様のご参加をお待ちしています.
詳細

What do you think of this post?
  • Like! (2)

科学教育研究論文「学習科学の起源と展開」インタビュー

下記論文のために2013年に収録したインタビュー音声を公開することにしました。三宅なほみ先生が生前のご意向で、このインタビュー内容をWeb公開したいと願っておりました。ご意向を実現するため、インタビュアーの大島純先生のご提案もあり、今回iTunes Uのコースとして音声データを公開することになりました。全3回、8時間近くもありますが、学習科学の誕生から将来まで熱い思いが語られています。

三宅なほみ,大島純,益川弘如(2014)学習科学の起源と展開,科学教育研究 38(2), 43-53

iTunes Uサイトへ

 

 

What do you think of this post?
  • Like! (3)

一人ひとりの子どもが何を,どう学ぶのかについてほとんど何も知らない

中でも切実度を増しつつあるのが授業中の,一人ひとりの学び手の,学習過程の悉皆データの収集,編集,分析である.これがまだないということは,私たちは実は一人ひとりの子どもが何を,どう学ぶのかについてほとんど何も知らないことを意味する可能性がある.それで「次の学びを展開する」のは,相当無理がある.そのことの意味を,今もう一度噛み締めながら,今日ここに集まって下さった皆さんと一緒に,次にできることを探って行きたい.
三宅なほみ (2013).「持続的に発展する実践研究」, 日本教育工学会第29回大会講演論文集. (招待講演)

What do you think of this post?
  • Like! (2)

Naomi & Yoshio

This was Naomi’s office in Chukyo university, and I saw this via webcam.
The webcam was set up by Naomi, to give us information about when she is in her office.
When we gave this photo to Naomi, she said that “We just fixed our laptop…”

11406977_1665013570396727_7449363772712375776_n

on behalf of Shigenori Akimoto (Naomi’s ex-students in Chukyo University)

What do you think of this post?
  • Like! (6)

人は潜在的にお互いを賢くし合う能力を持っている

なほみ先生には二度ばかり紙面制作にご協力いただきました。一度目は、中京大にいらっしゃった頃、二度目は、東大に移られてから。その二度目の記事です。

取材時は、ご体調がすぐれないことをまったく思わせない、とてもパワフルでお元気な様子だとお見受けしました。私の同期の益川弘如さんにもご登場いただき、師弟共演となった紙面です。

なほみ先生と校正のやり取りをしながら、改めて、お考えになっていたことに触れることができたのは、わくわくするような経験でした。

 

IMG_0983知の仕組みから見えてくる効果的な授業(大学ジャーナルvol.99、リンク先PDFの3ページ目)

What do you think of this post?
  • Like! (4)

私は,戸田正直氏の言うpossible rolesを信じて「心理学をやろう」と志した一人である。

私は,戸田正直氏の言うpossible rolesを信じて「心理学をやろう」と志した一人である。
心理学に迷いを感じた時に読んだ“Possible roles of psychology”は,目の覚めるように晴れやかでテンポの良い,それこそ麻薬のような論文だった。
世界の人の知の総体によって,一人一人に最高品質の自己実現が保証される社会を実現しようとしたら,心の科学をその究極まで発展させるしかないのだと予言する心理学者がいるのだ,と信じ込んだ。
この信じ込みが尾を引いて,私は今,人の賢さを最大限引き出すにはどんな認知科学が必要かを問う学習科学をやっているのだろうと思う。
戸田正直 (1992). 『認知科学選書10 感情』, 297, 東京大学出版会. (寄稿).

What do you think of this post?
  • Like! (3)

全員がそれぞれ仮 説を持っていて,対話することによって全員の考えが良くなっていくのだ

デモクラシーというものは,「みんな仲良くしましょうね」とか「いじめてはいけない」という話ではなくて,自分の考えを持っていて,けれどもそれを「私がトップで他の人が考えていることは全部間違いである」というようには思わない,全員がそれぞれ仮説を持っていて,対話することによって全員の考えが良くなっていくのだ,私はあなたと違うからこそ,私とあなたの会話が私たちの考えを良くしていくと分かることなのだと思います。
国立教育政策研究所(2015) 教員養成報告書, 162.

What do you think of this post?
  • Like! (0)

集団の認知プロセスを,根本的に個人でしか有り得ない研究者が本当に研究できるのだろうか?

集団の認知プロセスを,根本的に個人でしか有り得ない研究者が本当に研究できるのだろうか?集団と個人をともに扱える分析の枠組みを作るためにはとんでもない考え方の飛躍が必要なのではないか?近頃ちっとも分析の進まないデータを前にして,そんなSFっぽい疑問に取り付かれている.
三宅なほみ (1994).「「数人」の研究対象 対「ひとりきり」の研究者」. 『認知科学』, 1(2), 2.

What do you think of this post?
  • Like! (0)