工学理解促進プロジェクト

初中等学校における理科教育を通してサイエンスコミュニケーション能力の育成を図る東京大学工学部・東京大学大学院工学系研究科のゼミ「工学理解促進プロジェクト」に対して、CoREFが「協調学習」などの授業づくりに役立つ理論やそれに基づくアドバイスを提供する形で連携を行っています。

「工学理解促進プロジェクト」は、東京大学大学院工学系研究科付属工学教育推進機構(機構長:鈴木真二教授)が開講する工学系研究科の授業科目「創造性工学プロジェクトI ~ III」及び工学部の授業科目「創造性ものづくりプロジェクトI~II」の11のテーマ(2010年度夏学期)の中の1つです。大学での研究に関わる内容などを、小学生に説明することを通して、大学生のサイエンスコミュニケーション能力を高め、同時に小学生が科学に触れる機会を作ることを目的としています。

2009年度冬学期は学生がグループに分かれ、ゼミでテーマや授業方法を検討し、小学校で授業を2回実施しました。CoREFも授業案の練り直しに協力しました。

2010年度夏学期も同様に、ゼミで準備を重ね、小学校で2回の授業を実施しました。CoREFはゼミの中で、授業づくりの参考に「協調学習」に基づくジグソー型授業と理科教育の方法の一つである仮説実験授業を紹介するワークショップ型の講義を行いました。また、授業案の検討にも協力しました。

これまでに本プロジェクトには航空宇宙工学、化学工学、機械工学などを専門とする、3年生から博士課程までの様々なバックグラウンドをもつ工学部生が参加しました。

工学教育推進機構の詳細については工学教育推進機構のサイト(外部サイト)をご覧下さい。