【学譜】出張ワークショップ「協調学習の仕組み」

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  • 日時:
    2009年9月18日(金)10:00-17:00
  • 場所:
    東京大学駒場アクティブラーニングスタジオ
  • 参加者:
    24名
  • 実施者:
    宮原詩織,アシスタント数名, 監修:三宅なほみ

このワークショップでは、

  • 人が仲間と学び合う協調的な学習活動の利点、活用の仕方を
  • 先生方が「生徒になって(生徒の視点から)」体験することによって
  • 人の知識のスキーマという構造を体験し
  • 協調するとなぜいいのか、その仕組みについて協調的に探る

というテーマに取り組み、授業のどこに協調活動を入れたらいいか判断できるようになることを狙いました。人の知識は「スキーマ」という構造をもつこと、そして人はそのスキーマを使って誤った判断をしたり、学習したりすること、そして、そのスキーマは作り変えられていくこと、がわかっています。これらの体験をつなげると、協調的な活動のメリットはどんなことだと言えそうでしょうか?今回はこんな問いをもとに、教育現場を主導する埼玉県立総合教育センターの指導主事の方々が次のような活動に参加され、「人の認知の原理原則とは何か」「協調活動のメリットとデメリットは何か」を多面的に検討しました。

活動や資料の内容 用紙 写真 動画
1 狙いの説明 狙い:課題の協調体験を通じて人の認知原則を理解し、「いつ、どのように」協調を授業に取り入れるとよいか考える

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2 アンケート 協調や協調を導入する狙いについての考えを各自記入する 2

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3 導入「スキーマ」 「スキーマ」資料を読んで、スキーマについて近くの人と考える 3

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4 エキスパート活動 「図」分野の4課題でグループに分かれ、同じ課題を解いた者同士で話し合い、エキスパートになる 4-9

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5 ジグソー活動 違う課題を解いた者同士でグループを作り、各自が担当した4つの課題を交換する 10

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6 プロジェクト 「スキーマ」と認知活動の原則との関係、スキーマのメリットとデメリットを検討する 11

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7 エキスパート活動 「計算」分野の2課題でペアを作り、同じ課題を説いた者同士で話し合い、エキスパートになる 12,13

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8 ジグソー活動 違う課題を解いた者同士でグループを作り、各自が担当した2つの課題を交換する 14

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9 プロジェクト 「図」「計算」を合わせて「協調をいつ、どんな狙いで、どう取り入れればうまく学べるか」話し合う 15

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10 クロストーク プロジェクトで話し合った内容を各グループで発表し、クラスで共有する

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11 まとめ・アンケート 協調や協調を導入する狙いについての考え、感想などを各自記入する 16

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※表内のリンクをクリックすると、活動中に配布した用紙や写真などが見られます。(別画面で開きます。)

ワークショップ活動について

もっと詳しく知りたい、活用したい、舞台裏を知りたいという方はこちらもどうぞ。

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※ 表内のリンクをクリックすると、資料が見られます。(別画面が開きます。)