CoREFとは

CoREFはコレフと呼び、もともとは大学の専門知を小中高教育現場へと発信する大学間のコンソーシアム、すなわち、「大学発教育支援コンソーシアム」としてスタートしました。その推進機構が2008年に東京大学に総長直轄機構として置かれたため、「東京大学CoREF」と略されていました(大学発教育支援コンソーシアム推進機構は平成29年(2017年)3月に年限満了につき活動を終了しました)。東京大学CoREFは、故三宅なほみ先生を中心に、大学発教育支援コンソーシアム(全国組織)の中核的役割を果たすことを通して形成された産官学の全国ネットワークを継承し、「協調学習の授業づくりプロジェクト」をはじめとした初等中等教育の質向上に資するアクション・リサーチを産官学連携によって行ってきました。

東京大学CoREFの研究チームは、その後東京大学高大接続研究開発センターを経て、2021年4月からは、三宅なほみ先生の遺志を継いで創設された「一般社団法人教育環境デザイン研究所(Nahomi Institute for the Learning Sciences, 略称NI)」にCoREFプロジェクト推進部門を設置し、協調学習の授業づくりプロジェクトのハブとして始動させました。2022年4月からは、東京大学から独立し、より多くの研究者や産学官の力を巻き込みながら、ネットワークのネットワークで協調学習の授業づくりプロジェクトの実質を支え、社会へのインパクトを拡大すべく取組を発展させています。